書籍刊行情報
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- 2025年06月23日 「リベラルアーツコトバ双書7」目次 岸山健著『ITエンジニアと眺める言語学』
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1章 はじめに
1.1 日比谷? 渋谷?
1.1.1 聞こえに関する体験
1.1.2 聞き間違えの原因を探る
1.1.3 日常での工夫
1.2 言語学とプログラミング
コラム:ハンズオンの環境
2章 タヌキから見る言語表現
2.1 タヌキと法の裁き
2.1.1 法におけるタヌキ・ムジナ
2.2 数字による表現とクラスタリング
2.2.1 画像の数値化と画像間の距離の測定
2.2.2 クラスタリングの基本概念
2.2.3 デンドログラムの作成と解釈
2.3 数字を用いるメリット
3章 エンタメ施設も博物館?
3.1 エンタメ施設と感想
3.2 感想から施設の種類は推定できるか
3.2.1 データ収集のプロセス
3.2.2 TF-IDF の仕組み:
レアなワード、 何回出てきた?
3.2.3 次元削減による数値化された文書の視覚化・解釈
3.3 ロジスティック回帰モデルによる分類
3.3.1 ロジスティック回帰の仕組みと係数の解釈
3.3.2 分類結果の考察
3.3.3 分類技術の応用や他分野の視点
コラム:クラスタリングと鶏卵
a.概念形成と構成論的アプローチ
b.ニワトリタマゴ問題と教師なし学習
4章 ホーミーから眺める音声と知覚
4.1 ホーミーの概要と文化的背景、音声について
4.1.1 ホーミーとの出会い
4.1.2 いろいろな喉歌
4.1.3 ホーミーの発声手順
4.2 用語と手順の解説
4.2.1 口の構造と調音器官、IPA
4.2.2 発声と音の高さ、Hz(ヘルツ)の基本概念
4.2.3 メ ロディー音の調整と喉歌としてのホーミー
4.3 母音とスペクトログラム、喉歌
4.3.1 母音の操作と声道の共鳴
4.3.2 スペクトログラムによる音の可視化
4.3.3 喉歌のスペクトログラム
5章 音脈分凝
5.1 音の多義性
5.1.1 別々に聞こえる音
5.1.2 別々に聞こえる言葉
5.2 音脈分凝と体験できる資料
5.3 ホーミーのフィードバック
6章 計算機上の渋谷と日比谷
6.1 難聴のメカニズムと聴力図
6.1.1 言語聴覚士と難聴について
6.1.2 聞こえの難しさの可視化:聴力図
6.1.3 聞き取りづらさのシミュレーション
6.2 異なる聴力図が示す聞こえを体験する
6.2.1 データの作成と音の処理
6.2.2 補正によるシュミレーション
6.2.3 音声の冗長性と頑強性
6.3「聞き間違えない国語辞典」と戦略
7章 意味を考慮した聞き間違えの再現
7.1 単語の関連度合い
7.1.1 プ ライミング効果と単語の活性化
7.1.2 単語の関連性と Word2Vec の活用
7.1.3 Word2Vec の特徴と聞き間違え
7.2 音の類似度
7.2.1 音の類似度の重要性と応用可能性
7.2.2 音声を使わない方法
7.3 確率の考慮と類似度の統合
7.4 まとめ
コラム:Takeshi は Daesha?
8章 カードの翻訳に学ぶ、文構造の複雑さ
8.1 読みづらい文 1: Center Embedding
8.2 カードの世界の中央埋め込み
8.2.1 MTG と読みづらい文
8.2.2 身近な言語での言い換え
8.3 読みづらさの原因
8.3.1 ゲームから見る言語の文法と構造
8.3.2 構造と読みづらさ
8.4 まとめ
9章 言葉が生む複数の解釈
9.1 「曖昧」は曖昧?
9.2 文における多義
9.2.1 読みづらい文 2:Global Ambiguity
9.2.2 読みづらい文 3:Local Ambiguity
9.3 構造的多義性
9.3.1 時間バエの構造
9.3.2 法律における構造的多義性
10章 AI は頼もしい相棒?
10.1 長く付き合っていくために
10.1.1 生成 AI のアプリケーションを試す・作る
10.1.2 壁打ち相手が持つバイアス
10.2 学習やプログラミングの効率化
10.2.1 議論・壁打ちに使いやすい AI
10.2.1 IT・研究周りでの利用
おわりに/謝辞
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- 2025年05月28日 岸山健著『ITエンジニアと眺める言語学』(リベラルアーツコトバ双書7)の刊行予定が変更されました
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岸山健著『ITエンジニアと眺める言語学』(リベラルアーツコトバ双書7)は各種不備のため、刊行予定時期が2025年10月前後に変更されました。関係の皆様には重ね重ねお詫びいたします。
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- 2025年04月24日 『ITエンジニアと眺める言語学』が入稿されました
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岸山健著『ITエンジニアと眺める言語学』(リベラルアーツコトバ双書7)(「未来の言語学入門」から改題)がシナノ書籍印刷(株)に入稿しました。約1年ぶりの新刊として7月ごろには店頭に並ぶ予定です。若手著者の未来を見据えた著作にご期待ください。
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- 2024年04月22日 『ウクライナ・ロシアの源流〜スラヴ語の世界~』渡部直也著 5月第3週に発売 ISBN978-4-910292-10-6 定価 本体1500円+税
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「ウクライナ情勢に目をやると、どうしても政治や戦争の行方に意識が行ってしまう。しかしそれはあくまでも、「表面的な」結果でしかないのです。そして情勢を本当に理解するためには、背景にある言語・文化・思想といった、人間の根源にあるものについて考えることが不可欠でしょう。
「はじめにことばありき」(教会スラヴ語:Искони бѣ слово)とは聖書の一節ですが、これからもことばを見つめてまいります。」(著者)
目次
はじめに
第1章 中欧言語紀行―スラヴ諸語の歴史と地理
スラヴ諸語の地理的分布
スラヴ諸語の全体的特徴
古代におけるスラヴ語
中世~近代におけるスラヴ語
そして現代へ
第2章 キーウとキエフ―文字と発音
グラゴル文字からキリル文字へ
キリル文字の特徴とラテン文字との違い
現代のスラヴ諸語における書記体系
文字と発音の関係
音声・音韻のバリエーション
第3章 ことばは生き物―形態変化と語形成
名詞の性・数・格
動詞の時制とアスペクト
表現と語彙
日々更新されることばと向き合う
参考記事
第4章 ペンは剣より強し―言語と社会、そして戦争
ことばの「正しさ」を求めて
母語と第一言語、方言と公用語
旧ユーゴスラヴィアと「セルビア・クロアチア語」
ウクライナおよびベラルーシの言語状況
ことばとどう向き合うか
参考記事
第5章 ウクライナ語とロシア語のはざまで―ウクライナの言語模様
母語・使用言語とアイデンティティ
戦争によるロシア語離れ
言語の共通性と多様性
言語の切り替えと融合
参考記事
第6章 はじめにことばありき―言語からわかること
ありのままのことばに触れる
戦時下のことば
「ルースキー・ミール」をめぐって
ウクライナ周辺におけるスラヴ語の未来
むすびに
参考文献
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- 2024年03月07日 新刊『やわらかい文法 ISBN978-4-910292-09-0』定延利之 著の目次
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『やわらかい文法』 定延利之著 (リベラルアーツ言語学双書3 新書判 定価1500円+税)は3月30日発売です。ぜひお近くの書店でお買い求めください。
1章 面白い話と体験の文法
1 過去にすると自然になる文
2 時間の進展を含まないデキゴト
3 「面白さ」ということ
4 ワクワク型
5 ヒリヒリ型
6 面白さと文法
2章 キャラ
1 キャラ1:外来語の「キャラ(クタ)」
2 キャラ2:伊藤剛氏の「キャラ」(Kyara)
3 キャラ3:状況次第で非意図的に変わる人間の部分(人格を除く)
4 スタイル、キャラ、人格
5 良き市民はキャラを受け入れない
6 挨拶と話者内変異
7 日常の人物評価
3章 いま・ここからの眺め
1 モノとデキゴトの初期値
2 時間単位の2つの類
3 全称量化と存在量化
4 時間領域の表現における全称量化と存在量化
5 スキャニング表現に積極的な言語と消極的な言語
6 空間領域の表現における全称量化と存在量化
7 モノ領域の表現における全称量化と存在量化
8 程度領域の表現における全称量化と存在量化
9 名詞性は存在量化の意味をサポートする
4章 文
1 終助詞と間投助詞
2 終助詞は文の途中に現れない?
3 文の途中の「よ」は音調が普通下がらない
4 文の途中の「さ」も音調が普通下がらない
5 文の途中の「ね」「な」も音調が普通下がらない
6 文の途中で示せる態度は?
7 跳躍的上昇と発話の終了意識
8 強いきもちと下降
9 名詞1語発話は文発話か?
5章 きもちの文法
1 きもちの文法とは?
2 きもちの文法は万能薬ではなく試験紙である
3 「だ」と「です」
4 新たな話題を持ち出すということ
5 声に出して読めない日本語
6 条件文の発話の謎
6章 場面性と脱場面性
1 語彙と文法
2 心内表現における自己/他者の区別
3 「ている」と自己/他者
4 「自己らしさ」の減衰
5 アニマシーの退色
6 他動性の退色
7 敬意の退色
8 立ちのぼる「匂い」としての文法概念
7章 発話の権利
1 「責任者」の特権性
2 コミュニケーションの場から心内へあからさまに離脱してみせること
3 知識更新の「た」
4 あからさまに知識を更新する権利
5 あからさまに知識を思い出す権利
6 「体験者」の特権性
7 「体験者」の「た」発話
8 発話の権利とコミュニケーション
8章 非流暢な言い方
1 こま切れ発話の「だ」「です」「じゃ」の音調は?
2 目立たないことば
3 境界音調
4 流暢な発話の中の奇妙な「だ」、等々
5 境界を越えてつなぐ意識
6 非流暢な発話はブラックライトである
9章 狩人の知恵とクマの知恵
1 フィラー「さー」
2 前触れ説の誤り
3 狩人の知恵とクマの知恵
4 それ以上非流暢にならない非流暢な発話
10章 人々の声
1 空気すすり(定延2005)
2 ドリフトイントネーション(定延2019)
3 りきみ(Sadanobu2004)
4 口をとがらせた発話(定延・林2016、朱・定延2016)
5 口をゆがめた発話(定延・林2016、朱・定延2016)
6 「編み出し」の民族誌へ
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- 2023年10月24日 日本言語学会第167回大会(於:同志社大学京田辺キャンパス)に出展します
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11月11日(土)・12日(日)の両日は既刊の新書7点を展示するほか、来年刊行予定の4冊の概要をポスター展示する予定です。
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- 2023年07月28日 『自然言語と人工言語のはざまで』が取次搬入されました。
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『自然言語と人工言語のはざまで』が今週、JRCと楽天ブックスネットワークに納品されました。
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- 2023年06月14日 6月17,18日の日本言語学会大会での出展販売と新刊3冊の目次のお知らせ
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6月17,18日の日本言語学会大会https://www.ls-japan.org/modules/documents/index.php?cat_id=30
に出展販売します。既刊5冊を展示販売。新刊3冊のうち、販売できるのはコトバ双書3の1冊で、ほかの2冊はポスターと校正紙の展示になります。以下に目次を掲載。なお、新刊の先行2冊の日本言語学会展示ポスターはPDFでご覧いただけます。
『中国のことばの森の中で~武漢・上海・東京で考えた社会言語学~』 河崎みゆき 著 (リベラルアーツコトバ双書3)展示販売。1500円+税
目次は下記です。
第1章 中国のことばの森の中で―武漢の街や武漢語のこと 1
第2章 「倉橋家の謎」-言語景観ということ 13
第3章 中国宮廷ドラマ見ていますか―中国語の男女ことば 23
第4章 ブーブー、わんわん―中国の子供ことば、老人語 34
第5章 上海で水を買う―配達のお兄さんと「役割語」 47
第6章 もっと雑踏。上海の町の中で聞こえることば―言語接触 61
第7章 永く忘れない…言語行動・非言語行動 75
第8章 武漢なまりなつかし―コロナ禍の「言語サービス」と言語博物館 87
第9章 心の中の大舞台―広告のことばと「言語生活」 101
第10章 百回、千回だって探す?―「名前」ということ 117
第11章 ベルサイユのバラと中国語の新語 131
第12章 「ことばと社会ー中国社会言語学のすすめ145
各章巻末注(参考文献をふくむ)
『jsPsychによるオンライン音声実験レシピ』 黄竹佑・岸山健・野口大斗 共著 (リベラルアーツコトバ双書4)1500円+税 再校を展示。
目次は下記です。
第1章 音声のオンライン実験 6
1.1 オンライン実験とjsPsych 9
1.1.1 jsPsychの全体像 9
1.1.2 JavaScriptの基本的な文法 12
1.1.3 JavaScriptのHTMLへの組み込み 17
1.1.4 jsPsychとミニマルな例 22
コラム ローカルで動かすには 27
コラム jsPsychで使える多様なtaskのパターン 31
1.2 外部に公開する方法 32
1.2.1 Cognition.run(サーバー) 33
1.2.2 Cognition.runのサービスが終了したら 40
1.2.3 より多くの実験参加者を集めるには 47
第2章 音声の提示(知覚実験) 52
2.1 実験の構造 54
2.2 ABX課題 57
2.2.1 概要 57
2.2.2 timeline_variablesを用いた実践 59
コラム Gorilla:GUIで実験を作成する方法 72
2.3 自然度評価課題 72
2.3.1 概要 72
2.3.2 実践 74
第3章 音声の収集(産出実験) 78
3.1 実践 79
3.2 録音データを取り出す方法 84
第4章 発展的な記法 88
4.1 ランダマイズ 88
4.2 フィードバック 90
4.3 被験者の環境について 93
第5章 Rによる可視化と分析 98
5.1 環境設定 98
5.2 データの読み込み 102
5.3 可視化 104
5.4 統計分析 106
付録(初歩的事項、独学用) 109
A.1 ほかのメディアを扱う実験 109
A.2 Praat(音声分析(VOT)、音声刺激作成(VOT)) 111
A.3 音の研究に便利な資源 115
A.4 GitとGitHubを用いたスクリプトの管理 115
A.5 jsPsychバグが出たとき 119
『自然言語と人工言語のはざまで~ことばの研究・教育での言語処理技術の利用~』 野口大斗 著 (リベラルアーツコトバ双書5) 初校を展示。1500円+税
目次は下記です。
第1章 Pythonの基本 7
1.1 Pythonの基本 7
1.2 スクレイピング 15
1.3 CSV、可視化と関数 32
1.4 正規表現と見出し語化 45
第2章 研究での利用 63
2.1 ファイルの自動処理(os) 63
2.2 Praatと自動化 70
2.3 テキスト分類 82
2.4 大規模言語モデルAPI 97
第3章 教育での利用 106
3.1 オリジナル英単語帳の作成 106
3.2 ライティングとその添削 118
3.3 スピーキングアプリ 126
3.4 アプリによるメールの自動送信 143
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- 2023年05月17日 コトバ双書3,4,5が連続刊行。定価は本体1500円+税 です。
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『中国のことばの森の中で~武漢・上海・東京で考えた社会言語学~』河崎みゆき 著 (リベラルアーツコトバ双書3)6月15日刊行予定
『jsPsychによるオンライン音声実験レシピ』黄竹佑・岸山健・野口大斗 共著 (リベラルアーツコトバ双書4)6月30日刊行予定
『自然言語と人工言語のはざまで~ことばの研究・教育での言語処理技術の利用~』野口大斗 著 (リベラルアーツコトバ双書5)7月15日刊行予定
まずは『中国のことばの森の中で~武漢・上海・東京で考えた社会言語学~』
の帯をご覧ください。
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- 2023年02月17日 天野みどり著 日本語の逸脱文 野口大斗著 自然言語と人工言語のはざまで JRC注文票できました
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天野みどり著 『日本語の逸脱文』 3月3日発売
野口大斗著 『自然言語と人工言語のはざまで』 6月発売 ともに1,100円(税込み)JRCの注文票ができました。ぜひ新書4冊を揃えてお楽しみください。