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すべての問題にチャレンジ!(8/27) | 日本語とトルコ語 | リベラルアーツ日本語検定クイズ

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《第8問》
トルコ共和国の黎明期から30年代にかけては、トルコ語における言語政策において重要な「改革」が行われました。そのうちの一つは、すでに前問までに見てきた「文字改革」(アラビア文字表記をラテン文字表記に代えた)ですが、1932年に設立された「トルコ言語協会」が中心的な役割を果たした改革の内容について、あてはまらないものは次のうちどれでしょうか。

正解

不正解

解説

正解は、 b) 学術用語等に積極的に英語・フランス語等から外来語を取り入れた です。

「トルコ言語協会」(Türk Dil Kurumu)の設立は1932年(設立当初は「トルコ語研究協会(Türk Dili Tetkik Cemiyeti)という名称でした)で、会則で定められた協会の使命の一つに、トルコ語の「純化」があります。それまでトルコ語の中で多く使われていたアラビア語、ペルシア語起源の外来語などを、可能な限りトルコ語起源の語に置き換えました。場合によってはトルコ語固有語彙を用いて、新しく語を作り出し、それらの使用を推奨したりもしました。
トルコ語には、アラビア語・ペルシア語のほかにフランス語からも多くの語が借用語として入ってきていました。しかしそれらフランス語由来の外来語を取り入れたのは19世紀以降、オスマン帝国後期のことであり、トルコ共和国成立後の言語改革で積極的に行われた改革にはあてはまりません。

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