《第80問》
I という文字に関する説明として正しいのはどれか?
正解
不正解
- この文字の小文字の「点」は初めはなく、視認のしやすさを目的に、のちに付け加えられた
- この文字の先祖に当たるセム文字は、今と同じ縦一本棒の形をしていた
- 古代ギリシャでは、I はもっぱら子音文字として使われた
- この文字の小文字の「点」は初めはなく、視認のしやすさを目的に、のちに付け加えられた
- この文字の先祖に当たるセム文字は、今と同じ縦一本棒の形をしていた
- 古代ギリシャでは、I はもっぱら子音文字として使われた
- 解説
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I の小文字は筆画が簡単すぎて他の文字とまぎれやすいので、11世紀以降、写字の際、点を付ける習慣が生まれました。I の先祖はセム文字「ヨード」ですが、「ヨ」の字の下の横棒を右にずらしたような形をしていました。一本棒になったのはギリシャ語にとり入れられてからのこ とです。セム文字の時代は[y]音を表わす子音文字でしたが、ギリシャでは母音[i]を表わす記号に転用されました。