《第77問》
G という文字に関する説明として正しいのはどれか?
正解
不正解
- この文字の先祖にあたるセム文字の名称は「ガース」である
- この文字は、ローマ時代に新たに作り出されたものである
- この文字は磁束密度の単位を表わす記号として使われるが、その単位の名称は「ガル」である
- この文字の先祖にあたるセム文字の名称は「ガース」である
- この文字は、ローマ時代に新たに作り出されたものである
- この文字は磁束密度の単位を表わす記号として使われるが、その単位の名称は「ガル」である
- 解説
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問題73で触れましたが、セム文字で[g] 音を表わしたのは、今の C にあたるカギ形の文字(名称は「ギーメル」)でした。G にあたる文字は、その時代には、まだ存在していません。C は、その後の変遷により、ローマ時代には[k]音を表わすようになりました。そこで、[g]音を表わす文字が必要になったとき、その無声音[k]を表わす 文字である C の形を少し変えることによって創作されたのがG の字なのです。それは紀元前4~3世紀のことといわれています。なお、記号 G は「ガウス(Gauss)」のことで,「ガル」(加速度の単位)は gal と表記します。