《第76問》
F という文字に関する説明として正しいのはどれか?
正解
不正解
- この文字が[f]の音を表わすようになるのはローマ時代で、それ以前は別の音を表わした
- この文字の先祖にあたるセム文字は、現在の F と同じ形であった
- この文字は、温度をはかるときの単位「摂氏温度」の記号として使われる
- この文字が[f]の音を表わすようになるのはローマ時代で、それ以前は別の音を表わした
- この文字の先祖にあたるセム文字は、現在の F と同じ形であった
- この文字は、温度をはかるときの単位「摂氏温度」の記号として使われる
- 解説
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ローマ人がギリシャから受け継いだ F の文字は[w]のような半子音を表わしていました(もっともギリシャの標準的アルファベットに F は含まれません)。ところがローマのアルファベットには[w]音を表わす文字として既に V があったため、F はだんだんに[f]音を表わす文字として使われるようになります。ギリシャの F の先祖にあたるセム文字「ワーウ」は、Y に似た形をしていました。摂氏温度の記号は F ではなく C です。