《第21問》
さらに述語部分についての問題です。以下の例をご覧ください。
çocuk 子ども (Siz) çocuksunuz. 「君たちは子どもです」
şoför 運転手 (Siz) şoförsünüz. 「君たちは運転手です」
genç 若い (Siz) gençsiniz. 「君たちは若いです」
arkadaş 友人 (Siz) arkadaşsınız.「君たちは友人です」
ではここで問題です。上の例、またこれまでの問題、その解説を参考にして、次の語の正しい形を予測してください。
öğretmen 先生 (Siz) ( ).「あなた(方)は先生です」
正解
不正解
- öğretmenisiz
- öğretmeniz
- öğretmensiniz
- öğretmenisiz
- öğretmeniz
- öğretmensiniz
- 解説
-
正解は、 c) öğretmensiniz です。
問題文の各例のうち、下線部分は「あなた(方)は…です」または「君たちは…です」(専門的には「2人称複数」を表す、と言います)という意味を表します。文頭のSizは「あなた(方)は」という目上の存在など話し手から見て遠い存在、または聞き手を含む集団を指す代名詞で、実際の使用では省略されることがあります。
前問までに見てきたのと同様に、トルコ語では主語が「あなた(方)」や「君たち」という、話し手にとって遠い存在にあたる聞き手、または聞き手を含む集団を表すときに、述語の部分に、「あなた(方)は(…です)」という意味を表す語尾をつけます。この語尾は、やはり直前の語の最後の母音が何かによって変化します。
以上のことをまとめると、次のようになります。問題をここまで解いてきた方の中にも、そろそろトルコ語の母音の体系に慣れてきた方も多いのではないでしょうか。なお、語尾の部分の最初の音は子音なので、yを述語部分と語尾との間に入れる必要はありません。
最終母音がo, uのとき -sunuz
最終母音がö, üのとき -sünüz
最終母音がa, ıのとき -sınız
最終母音がe, iのとき -siniz
問題の名詞述語はöğretmen「先生」という意味の名詞で、最後の母音はeですから、選択肢の中ではc)が正解となります。