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すべての問題にチャレンジ!(39/80) | ロミオとジュリエット | リベラルアーツ英語検定クイズ

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《第39問》
次のミュージカル作品のうち『ロミオとジュリエット』の翻案はどれか?

正解

不正解

解説

アーサー・ロレンツ(Arthur Laurents,1918-2011)の脚本に基づくブロードウェイ・ミュージカル『ウェストサイド物語』(初演、1957年)は、『ロミオとジュリエット』を下敷きとする作品である。物語は、シャークスというプエルトリコ系の非行グループとジェッツという白人の非行グループの確執を背景とし、シャークスのリーダーの妹マリアとジェッツのトニーが恋に落ちるという筋立てになっている。

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ジェッツのリーダーであるリフは、マキューシオを彷彿とさせる存在で、シャークスのリーダーであるベルナルドーはティボルトのような存在。トニーは、二人の喧嘩を仲裁しようとするが、それがもとでリフはベルナルドーのナイフにかかって死んでしまう。その場で、怒りに駆り立てられたトニーがベルナルドーを刺し殺してしまうことで、悲劇の歯車が回り出す。ニューヨークを舞台に描かれるこの翻案作品は、レナード・バーンスタイン(Leonard Bernstein,1918-90)作曲・スティーヴン・ソンドハイム(Stephen Sondheim,1930 - )作詞の華麗なる音楽で飾られている。
 『ウェストサイド物語』は1961年に映画化され、世界的な人気を博した。それは、二十世紀の映像文化という土壌において、シェイクスピアの古典演劇に新たな命が吹き込まれた瞬間でもあった。

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