《第5問》
ウルフの小説をふまえて書かれたマイケル・カニンガムの小説『めぐりあう時間たち』The Hours
クラリッサは旧友リチャードの死の瞬間に立ち会いますが、そのとき彼女は、カニンガムが下敷きとしたウルフの小説に出てくる、ある登場人物と重ね合わせられています。
それは次のうちのどれ?
正解
不正解
- 亡くなる男性の看護師
- 亡くなる男性の妻
- 亡くなる男性の母親
- 亡くなる男性の看護師
- 亡くなる男性の妻
- 亡くなる男性の母親
- 解説
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『めぐりあう時間たち』において、リチャードはクラリッサの目の前で飛び降り自殺を遂げます。下敷きとされたウルフの作品『ダロウェイ夫人』において、飛び降り自殺を遂げる青年セプティマスのそばで、それを目撃するのは彼の妻ルクレツィアです。『ダロウェイ夫人』の主人公クラリッサは、知らない人にまつわる噂話としてセプティマスの自殺を耳にし、その妻について聞くことはありませんが、『めぐりあう時間たち』において、主人公クラリッサはルクレツィアと重なる状況で自殺を目撃する当事者とされています。