《第4問》
数字の1は英語で one [wʌn] ですが、綴りに w はないのになぜ [ w ] 音があるのでしょうか。
正解
不正解
- won (win「勝つ」の過去形)と混同したため
- 昔は wone という綴りがあったため
- [ w ] 音を付けたほうが発音しやすかったため
- won (win「勝つ」の過去形)と混同したため
- 昔は wone という綴りがあったため
- [ w ] 音を付けたほうが発音しやすかったため
- 解説
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現代英語の one の発音は [wʌn] [ワン](より正確には [ウォン] )です。古英語では one は an [アーン] と綴られていました。ところが、中英語期になると [アーン] の他に [ウォーン] とも発音されるようになり、これとともに綴りも an、ane、oon、one、won、wone などが現れました。当時はまだ印刷による本ではなく、写字生(scribe)という人たちが手書きをしていた写本(manuscript)でした。従って、写字生が当時の発音あるいは自分の発音に合わせて記述していました。このため綴り字も様々な形が存在したのです。しかし、近代英語になって、音は [ w ] が残り、綴りは one が定着して、現在のようになりました。
より詳しい解説を読む実は oak [ouk] [オゥク] 「樫の木」、oats [outs] [オゥッ] 「カラスムギ」でも、似た現象が起きています。これらの語も woak、woats などと綴られていたのです。