リベラルアーツ英語検定クイズ英語の不思議 > 2017年03月30日更新分(1/1)

《第97問》
数字の 7 は幸運な数字とされるのはなぜでしょうか?

正解

不正解

解説

欽定訳聖書の「創世記」(Genesis) 1章1節から31節に神が6日間で天地を創造したことが述べられています。そして2章2節と3節に次の英文が見られます。

Genesis 2.2 And on the seventh day God ended his work which he had made; and he rested on the seventh day from all his work which he had made.「神はその創作の仕事を7日目に完了し、7日目に全ての創作の仕事を休まれた」
Genesis 2.3 And God blessed the seventh day, and sanctified it; 「神は7日の日を祝し、それを聖しとされた」

この引用から明らかなように、7日目は神が安息日として祝福した日なのです。聖書には7を含む表現が多く見られます。例えば、「7つの大罪」、「7つの海」など。野球でいうラッキー・セブン(正しくは the lucky seventh)は、かつてアメリカ大リーグの野球チームのジャイアンツ(New York Giants)が偶然いつも7イニング目に運が回ってきたことに由来するようです。
 一方、13という数字は不吉な数字とされています。これはキリスト最後の晩餐の時の人数が13名であったことに由来します。キリスト教国ではホテルの部屋番号に13号室、飛行機の座席番号に13などはありません。
聖書とは関係ありませんが、日本ではホテルの部屋番号に4とか9という番号がない場合がありますね。これは、音声的に、4が「死」を、9が「苦」を連想させるためのようです。

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