リベラルアーツ英語検定クイズヴァージニア・ウルフ > 2016年10月20日更新分(1/1)

《第6問》
現代心理小説の旗手の一人といわれるヴァージニア・ウルフですが、彼女は「1910年かその頃、人間性が変化した」と宣言し、これを表現するには新しい小説が必要であると主張しました。
「人生とは光り輝く暈輪のようなもの」だという彼女ですが、1910年に起こった、美術史上のある出来事とは、次のうちのどれ?

正解

不正解

解説

1910年は、ウルフの友人である芸術批評家のロジャー・フライが、ポスト印象派と自分で名づけた画家たちの作品を、イギリスに紹介しようと企画した展覧会が開かれた年です。
ポスト印象派は、印象派(マネやモネ、ルノワールなどが代表的)に対する反感から、独自の表現法を探った画家たちで、グループとしての共通項は希薄だといわれています。ゴッホやゴーギャン、セザンヌらが有名です。
これに対して、ネオ印象派と呼ばれるグループは、色彩を分割して描く印象派の手法をさらに追及して、点描画にいきついた画家たちです。スーラやシニャック、ピサロらが有名です。
どの画家がどのグループに属するかは、その画家のオリジナリティやキャリアの変遷に 影響されるため、時期によって変わったり、重なったりしています。

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