《第44問》
had better が「~したほうがよい」という意味になるのはなぜでしょうか。
正解
不正解
- フランス語の影響から
- had は仮定法過去であり、better はhad の補語だから
- hadが「betterを持っている」という意味だから
- フランス語の影響から
- had は仮定法過去であり、better はhad の補語だから
- hadが「betterを持っている」という意味だから
- 解説
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hadは仮定法過去であり、意味は ‘consider、think’ です。例えば、You had better go to school. という文は ‘you would consider it better to go to school’ 「あなたは学校に行くことをよりよいと考えるだろう」という構文と同じです。従って、better は had の目的格補語となっているのです。なぜこのような構文になるのでしょうか。古英語の次の文を見てみましょう。
Me wære betere gan.
[to me were better to go] 「行くことが私により良いであろう」
この文は非人称構文と呼ばれるもので ‘It would be better for me to go.’と同じ構文です。中英語になると、Me wære betere gan. は I were better go. となりました。中英語の頃には I have it dearer (=I hold it dear). という型の構文も使われていました。これが I were better go. の were が仮定法過去である had と混同されて I had it better go. となりました。その後 it は省略されて I had better という構造が確立しました。ただし、この had better は目上の人や身分の高い人には使用されません。目上の人などには You should が用いられます。