《第27問》
salt の l は発音するのに talk の l はなぜ発音しないのでしょうか。
正解
不正解
- -al- と綴られるとき、 l を発音する場合と発音しない場合があったから
- talk のl はラテン語の影響で綴りだけを借用したから
- 古英語および中英語では発音が固定していなかったから
- -al- と綴られるとき、 l を発音する場合と発音しない場合があったから
- talk のl はラテン語の影響で綴りだけを借用したから
- 古英語および中英語では発音が固定していなかったから
- 解説
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-al- と綴られている場合、15世紀頃に発音は二通りになったのです。-al- が語末にある時(例えば、all、ball、call、smallなど)と [ d ] [ s ] [ t ] の前にある時(例えば、bald、false、salt)は発音されています。一方、-al- が [ f ] [ k ] [ m ] 音の前にきている時(例えば、half、walk、talk、palmなど)は発音されません。
なぜ二通りなのかですが、「発音しやすい」、「発音しにくい」という単純な理由によります。確かに all [オール] や false [フォールス] は発音しやすいですが、これらの語に比べてtalk を [トルク]、walk を [ウォルク] とすると発音しにくいですね。[トーク]、[ウォーク]としたほうが発音しやすくなります。この点で言えば、folk も [ foulk ] [フォルク] と [ l ] を発音するより [ fouk ] [フォーク] としたほうが発音しやすいとなります。