《第20問》
heightを [ heit ] ではなく [ hait ] と発音するのはなぜですか。
正解
不正解
- フランス語の影響から
- もともと hight と height があったが height だけ生き残ったから
- 発音しやすいから
- フランス語の影響から
- もともと hight と height があったが height だけ生き残ったから
- 発音しやすいから
- 解説
-
次の語の発音を見てみましょう。
eight [ eit ] ―― sight [ sait ]
neigh [ nei ] ―― night [ nait ]
つまり、-eigh- は [ ei ] [ エイ ]、-igh- は [ ai ] [アイ] と発音されています。このルールに従えば、height の -eigh- は [ ei ] となるはずなのに、 [ ai ] となっています。この height は形容詞 high の名詞形です。この形容詞 high の綴りは次のように変化しました。
古英語 heah
中英語 heigh
近代英語 high
近代英語(18世紀頃)ではhigh [ hai ] の名詞形に hight と height の二つがありました。名詞形は highに t が付加されているのですから、hight、height どちらの語も発音は [ hait ] となります。ところが、綴りは hight が使われなくなり、height が残りました。上で見たように、height は -eigh- ですから、発音も [ heit ] になるはずですが、発音だけは [ ai ] のままで変化しなかったのです。