《第17問》
study の複数形ではなぜ y を i に変えるのですか。
正解
不正解
- 語末ではy を i に変えるという変化が起きたため
- 発音をしやすくするため
- 古フランス語の影響から
- 語末ではy を i に変えるという変化が起きたため
- 発音をしやすくするため
- 古フランス語の影響から
- 解説
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すでに述べたように、15世紀にイギリスに印刷術が持ち込まれるようになると、綴りは固定していきました。その結果、17世紀頃から語頭および語中では i が、語末では y が使われるという習慣が確立しました。study に複数形の -es を付加すると、y は語中となるため y が i になり、studies となったのです。
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動詞の study に過去形の –ed を付加すると、やはり語中となるので、y は i になり studied となります。happy 「幸せな」や hobby 「趣味」が happier、hobbies となるのも同じ理由からです。
しかし、-ing を付加した場合は y が語中になるにもかかわらず i になりません。これは i にすると studiing となり ii という綴りが連続するのを避けるためです。
また、die 「死ぬ」と dye 「染める」のように全く別の理由から y と i を使い分けている場合もあります。dieに –ing を付加すると dying 「死にかけている」となり、dye に –ing を付加すると dyeing 「染色」となります。つまり、y が語中にあっても i にならないのは、die と dye を使い分けるためです。
symphony 「交響曲」や sympathy 「共感」はそれぞれギリシャ語の symphonie と sympatheia から来た外来語ですから、上記のような綴り字の習慣は適用されず、語中でも y のままです。