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すべての問題にチャレンジ!(46/105) | 児童文学 | リベラルアーツ子ども検定クイズ

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《第46問》
 『メニム一家の物語』(シルヴィア・ウォー作 こだまともこ訳 講談社 1995年刊 全5巻)は、イギリスの町の片隅で、等身大の布の人形の家 族が人間の「ふり」や「ごっこ」をして暮らす物語。彼らはそれぞれに職を得て、家賃などを稼いでいるが、当主のマグナム卿の妻、つまりみんなのおばあちゃ んのチューリップは、何をして稼いでいるか?

正解

不正解

解説

「チューリップメニム」ブランドのセーターは、なかなか手に入れることのできない手編みの逸品だ。裁縫が得意で、それを仕事にしているのは、みんなのお母 さんヴィネッタ。そしていつもベッドに横たわっているが、マグナム卿は毎日2時間だけ執筆に時間を割き、いろんな新聞や雑誌に寄稿して原稿料を得ている。 お父さんのジョシュアは倉庫会社に勤めて、人と顔を合わせないですむ夜警をしている。

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シリーズの第1作『ブロックルハースト・グローブの謎の屋敷』は近所 づきあいをせず、ひっそりと暮らす人形たちに家の所有者から手紙が来ることから起こる騒動。年をとらない人形たちはいずれも個性的だが、特に15歳の自尊 心をもてあましているアップルビーと、内省的で大人たちの「ふり」にも批判的なスービーが印象に残る。著者が初めて執筆したこの作品は、ガーディアン児童 文学賞を受賞した。「メニム一家の物語」は、『丘の上のコーマス屋敷』『屋敷の中のとらわれびと』『北岸通りの骨董屋』『丘の上の牧師舘』をあわせて全5 巻。その前史ともいうべき、この人形たちに命が与えられる物語が書かれているそうだが、未訳。

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