《第4問》
神沢利子作『くまの子ウーフ』(井上洋介絵 ポプラ社 1969年)の主人公ウーフは、たまごを産むめんどりはたまごでできていると「発見」する。そのウーフが、きつねのツネタに「ウーフはおしっこでできている」と意地悪を言われたあと、家に帰ったときに言った言葉は何か?
正解
不正解
- 「ウーフは、ウーフでできてるんだよ」
- 「ぼくは、おひさま色のはちみつでできてるのさ」
- 「ぼくね、おかあさんとおとうさんが大好きって気持ちでできてるの」
- 「ウーフは、ウーフでできてるんだよ」
- 「ぼくは、おひさま色のはちみつでできてるのさ」
- 「ぼくね、おかあさんとおとうさんが大好きって気持ちでできてるの」
- 解説
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「ウーフ」ものは現在、絵本や新版など様々な形で出版されているが、「ウーフ」が世に出た最初の単行本である本書は、9つの短編から成る。問題は、その中の「ウーフは おしっこでできてるか?」より。食いしん坊で、知りたがりで、お母さんが大好きな、幼児そのもののようなウーフのほほえましい日常の物語でありながら、人間存在を問う深い哲学が芯にある。児童文学の普遍性を体現した、代表的幼年童話のひとつ。