《第61問》
明治以来初めて「口語体ひらかな交じり(漢字ひらかな交じり)文」を用い、公式文書平易化の流れをつくったのはどれか
正解
不正解
- 1946年5月16日の第90回帝国議会召集詔書
- 1946年6月20日の第90回帝国議会開院式での勅語
- 1946年11月3日公布の日本国憲法
- 1946年5月16日の第90回帝国議会召集詔書
- 1946年6月20日の第90回帝国議会開院式での勅語
- 1946年11月3日公布の日本国憲法
- 解説
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a)の第90回帝国議会召集詔書が先駆で、これ以降の法令文体はこれにならうことになった。実はこれより早く、同年4月17日発表の憲法改正案が口語体のひらかな交じり文となっている。同3月6日に発表された草案では文語体のカタカナ交じり文であったため、翌18日の朝日新聞は1面冒頭で、「劃期の憲法案正文 平〔原文旧字体〕假名で口語體 民主日本の性格を示す」と報じた。しかし、これは憲法制定過程で提示された案であることから、選択肢には含めなかった。