《第57問》
第一次教育使節団報告書は、教育の目的について「民主政治下の生活のための教育制度は、個人の価値と尊厳を認めることがもとになろう」と述べ、これに沿って様々な勧告をしているが、それに含まれないのはどれか
正解
不正解
- 教育の機会均等
- 滅私奉公の教育
- 人格の完成
- 教育の機会均等
- 滅私奉公の教育
- 人格の完成
- 解説
-
使節団報告書は「忠誠と愛国心が、必ずしもあらゆる国民に望ましくないのではなくて、いかにして合理的な代償でそれらを保証するかが、問題なのである。絶対的な服従と盲目的な自己ギセイ(ママ)とは、余りにも高価な代償である。個人の知性は、他のものと交換するには余りにも貴重である。」と述べて、戦前の日本の教育を批判している。戦前の教育は一言でいえば、国家に尽くす「滅私奉公の念の育成」を大きな目的とした。