《第99問》
千葉省三/作『とらちゃんの日記』で、夏休みの間、東京から、とらちゃん達の村に静養にきた新屋敷の敬一に、「おもちゃを見せて」といわれ虎(とら)ちゃんがもっていったおもちゃは何?
正解
不正解
- 足こぎ自動車
- 犬のころ
- ねじで動く小さい赤い汽車
- 足こぎ自動車
- 犬のころ
- ねじで動く小さい赤い汽車
- 解説
-
『とらちゃんの日記』は、大正期に新たに、「日本の土をふみしめた童話」をめざした千葉省三の代表作。「尋常六年生くらいのいなかのこども」とらの夏休みの生活が日記形式で綴られている。この為、友達に怪我をさせてしまったことから友人関係が次第に変化したり、病人がいるからと禁止された新屋敷へこっそり訪ねていったり、家出を試みたりする、虎の心中が「おれ」によって書き記される。方言風の表現を用い生き生きとしたリアルな子どもが描かれているのが特徴。足こぎ自動車もねじで動く小さい赤い汽車も敬一のおもちゃで、おもちゃらしいおもちゃを持たない虎は初めて目にし驚く。