《第98問》
浜田広介/作『泣いた赤鬼』で、主人公の赤鬼が仲間になりたいと願ったのは誰?
正解
不正解
- 友だち思いの青鬼
- 鬼を怖がる人間
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鬼に肩車をせがんだ子ども
- 友だち思いの青鬼
- 鬼を怖がる人間
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鬼に肩車をせがんだ子ども
- 解説
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『泣いた赤鬼』は、大正~昭和前半を代表する童話作家、浜田広介の代表作。気立てのやさしい赤鬼は人間と仲間になりたいと願うが、人間は鬼への警戒心を解かない。友人の青鬼の提案で、赤鬼は人間の前で暴れる青鬼を殴り、人間と仲間になる。人間が赤鬼の家にいくと、人間の子どもを肩車し笑っている鬼の絵が飾られてあった。赤鬼はしばらくして、青鬼のことが気になり家を訪ねる。すると、「キミが人間に不審に思われないように自分は旅に出る」「ドコマデモ キミ ノ トモダチ」というはり紙があった。この手紙を赤鬼が「二度も三度も」「涙を流して」読むラストが心に響く。善意のみを語る広介童話の特長を、やさしい鬼に見ることが出来る。