リベラルアーツ子ども検定クイズ児童文学 > 2016年12月22日更新分(1/1)

《第91問》
岩瀬成子/作『「うそじゃないよ」と谷川くんはいった』で、学校でほとんどしゃべらない主人公の るいの前に、星を見るのが好きで研究者の父と外国のあちこちを旅したという転校生の谷川くんが現れる。るいに対しても自然に語りかけてくる谷川くんを、るいはだれに似ていると思ったか?

正解

不正解

解説

るいは、日常とは違ったはるかな時間を持っている谷川くんに自然と惹かれて行くが、そのうちお金を貸してほしいと時々頼まれるようになる。じつは谷川くんは両親に捨てられ、貧困の中、妹とふたりで生きていた。学校でも次第にうそつきよばわりされ、孤立していく。場面緘黙や貧困といった子どもをとりまくきびしい現実を描きながらも、独特の広がりのある子どもの感性や、自由な関係が印象深い作品だ。

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