リベラルアーツ子ども検定クイズ児童文学 > 2016年12月08日更新分(1/1)

《第89問》
椋鳩十/作『マヤの一生』で犬のマヤが飼われていた三人兄弟の家に、マヤの他にいた動物はネコと、あとは何か?

正解

不正解

解説

『マヤの一生』は「山の太郎熊」や「大造爺さんと雁」などの動物物語で知られる椋鳩十が、はじめて本格的に戦争のテーマにとりくんだ作品である。1970年刊。前半は、三人兄弟の家で飼われることなった子犬のマヤのかわいらしさや、同じ家にイヌとネコとニワトリが仲よく暮しているというユーモラスな日常物語として始まるが、やがて戦争の激化とともに飼い犬を処分せよとの命令が下る。最もかわいがっていた次男の目の前で、マヤが撲殺されるという非情な出来事を通して、戦争のむごさや無意味さを伝えている。

戻る 終了