《第28問》
第一次教育使節団との会見で、天皇のストッダード団長に対するある発言が、団長と寺崎英成氏の双方を驚かせた。その発言の内容は何か
正解
不正解
- 12歳になる明仁皇太子の家庭教師の推薦の要請
- 「米国の建国の理想」についてのご進講の依頼
- 「米国の教育」についてのご進講の依頼
- 12歳になる明仁皇太子の家庭教師の推薦の要請
- 「米国の建国の理想」についてのご進講の依頼
- 「米国の教育」についてのご進講の依頼
- 解説
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この時点では、R.H.ブライス氏(Mr. R. H. Blyth)という英国人が家庭教師を務めていた。ストッダード団長は帰国後に人選を行い、クエーカー教徒のエリザベス・グレイ・ヴァイニング夫人(Mrs. Elizabeth Gray Vining)を推薦した。2ヶ月後の1946年8月7日、ストッダードがイリノイ大学総長を務めていたアーバナ市に電報がとどいてヴァイニング夫人に決定したことを知り、同夫人に電話をかけて吉報を伝えたという(THE PURSUIT OF EDUCATION An Autobiography, p.102)。なお、天皇との会見の際、「陛下から『日本の桜を見てから帰国されてはいかが』というねぎらいのお言葉があった」(読売新聞戦後史班『教育のあゆみ』読売新聞社、1982年、13頁)が、本国で現役で活躍中の団員には、それはかなわなかった。