《第84問》
双子のクマの冒険物語『北極のムーシカミーシカ』(いぬいとみこ/作 理論社)のクライマックスは、北極の生き物たちみんなで楽しむ「夏のまつり」だ。
ところがその最中に「にんげん」の「鳥」が銀色に光って近づいてくる。さて、集まった鳥や動物たちはどうしたか。
正解
不正解
- 三羽の鳥が輪のように飛ぶと霧が立ちこめ、みんなを隠した
- 鳥がいっせいに飛び立ち、人間の飛行機を取り囲んで進路を変更させた
- 鳥も動物もいっせいに翼や手やひれをふり、歓迎して、参加をうながす
- 三羽の鳥が輪のように飛ぶと霧が立ちこめ、みんなを隠した
- 鳥がいっせいに飛び立ち、人間の飛行機を取り囲んで進路を変更させた
- 鳥も動物もいっせいに翼や手やひれをふり、歓迎して、参加をうながす
- 解説
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双子の父「ものしりムー」が大岩の上で手をふりまわすと、アジサシが飛び回り、霧が立ちこめて動物たちを隠した。夏のまつりの不思議な力だった。
ところで、1979年に製作されたアニメを観ていた方は、正解がないぞと思われただろうか。虫プロダクション再起第一作(手塚治虫監修)となったこのアニメ「北極のムーシカミーシカ」では、双子が力を合わせて危機を回避するようになっていた。
西欧の妖精や小人、ことにメアリー・ノートンの『床下の小人たち』(問題57)に心惹かれたいぬいとみこは「木かげの家の小人たち」シリーズで、さとうさとる(問題13)とともに、オリジナルな日本の小人物語をはじめて創りあげた。