《第80問》
『ごん狐』(新美南吉(にいみなんきち)/作 岩波文庫他)の主人公はいたずら好きの狐、ごんである。ごんは兵十(ひょうじゅう)が捕まえたうなぎを逃がしてしまい、そのつぐないに栗や松茸を毎日届ける。不思議に思った兵十がそれを友人の加助に話すと、加助は神さまが恵んでくださるのだろうという。さて、その会話を聞いたごんは、どう思ったか。
正解
不正解
- おれのしたことを兵十が喜んでいるから、うれしいな
- おれのしたことを兵十が気味悪がっているから、もう止めよう
- おれのしたことなのに神さまからもらったと思われては、つまらないな
- おれのしたことを兵十が喜んでいるから、うれしいな
- おれのしたことを兵十が気味悪がっているから、もう止めよう
- おれのしたことなのに神さまからもらったと思われては、つまらないな
- 解説
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「ごん狐」は新美南吉が18歳の時に書いた童話で、雑誌「赤い鳥」に掲載された。29歳で亡くなったので、作品数は多くないが、「手袋を買いに」「おぢいさんのランプ」「久助君の話」など、絵本や教科書に掲載されて親しまれている。
愛知県知多郡半田町(現半田市)生まれ。「ごん狐」の舞台となった中山に新美南吉記念舘があり、生家や文学碑、作品ゆかりの地を散策することができる。南吉を記念した童話の創作募集もしている。