《第44問》
弟が痲疹にかかったため、トムはおじさんの家に預けられる。真夜中、トムはないはずの裏庭を見つけ、その中へ入っていく‥‥。タイムファンタジーの名作『トムは真夜中の庭で』(フィリッパ・ピアス作 高杉一郎訳 岩波書店 1967年刊)の1シーンである。さて、裏庭がトムの前に姿を現すきっかけは大時計だが、それはどんな時?
正解
不正解
- 大時計の針がぐるぐると回転し、12時までもどった時
- 大時計が13時を打つ時
- 大時計が12時を二回打つ時
- 大時計の針がぐるぐると回転し、12時までもどった時
- 大時計が13時を打つ時
- 大時計が12時を二回打つ時
- 解説
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大時計が余分の時を告げるとき、裏庭は現れ、トムは孤独な少女ハティと友だちになる。トムにとって2人が出会うのは毎夜の出来事だが、ハティにとっては数日後、あるいは数年後のこと。2人の間に流れる時間は同じではない。時間とは、記憶とは、生きるとは何かを考えさせてくれる物語だ。