《第13問》
上野瞭『ちょんまげてまり歌』(理論社/絵・井上洋介/1968)の手まり歌とは、「二十、ころころ、首きれば/おまけ四十の首もなく」「役に立つ首、ころりときらぬ/役にたたぬは、ころりときろう」という恐ろしいものだ。この歌のもとになった藩は、作中で何と呼ばれているか。
正解
不正解
- つよい藩
- うつくしい藩
- やさしい藩
- つよい藩
- うつくしい藩
- やさしい藩
- 解説
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やさしい藩では、民が山へ入って恐ろしいやまんばに食われないように、6歳になったとき選ばれた子どもは足を切られる。選ばれなかった子どもはユメミ草のお花畑に埋められお役に立つ。侍らしい勇ましい夢を見せるユメミ草の実を売って、藩の経済は成り立っているのだ。現代社会の支配構造を撃つ、鬼気迫るまげ物。