《第12問》
那須正幹作『八月の髪かざり』(佼成出版社/絵・片岡まみこ/2006)の「髪かざり」とは、敗戦の前年の夏祭りで、お母さんがキヨ姉ちゃんに買ってやった、木彫りのヒマワリの髪かざりのことだが、それがうらやましかった久江さんは、何と言ったか。
正解
不正解
- 「キヨねえちゃんが戦死したら、あのヒマワリ、もらってもいい?」
- 「いけないんだぁ。そんなの付けるのは、ひこくみんだよ」
- 「ひさえのキャラメルあげるから、こうたいばんこでつけさせて」
- 「キヨねえちゃんが戦死したら、あのヒマワリ、もらってもいい?」
- 「いけないんだぁ。そんなの付けるのは、ひこくみんだよ」
- 「ひさえのキャラメルあげるから、こうたいばんこでつけさせて」
- 解説
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国民学校三年生のとき広島で被爆した久江さん。戦後60年以上経ったところで、8月6日「いってまいります」と家を出たまま帰らない、女学校二年だったキヨ姉ちゃんの人形を作る。久江さんは、完成したお人形の髪に、あの髪かざりをつける。作者那須正幹は三歳の時に被爆している。