《第38問》
淋しい北の海にいる孤独な人魚は、人間の心のあたたかさを信じて我が子を托すが……。『赤いろうそくと人魚』(小川未明作 1921年刊)で、人魚の子を育てたろうそく屋の年寄り夫婦は、その子を香具師(やし)に売ったあと、どうなったか。
正解
不正解
- ろうそく屋をやめた
- 町を追い出された
- 嵐の夜、波にさらわれた
- ろうそく屋をやめた
- 町を追い出された
- 嵐の夜、波にさらわれた
- 解説
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ろうそくを灯すと嵐になるというので、海辺の町のお宮はさびれ、やがて町は滅びてしまう。しかし、ろうそく屋をやめた老夫婦がどうなったかは物語では言及されない。日本のアンデルセンといわれる小川未明の代表作である。なお、小川未明の本名は健作。ペンネームは早稲田大学の師、坪内逍遙が「未明(びめい)」とつけた。しかし誰もが「みめい」と呼ぶのでいつのまにか「みめい」となったという。