《第31問》
笹生陽子のデビュー作『ぼくらのサイテ―の夏』(講談社)で、体育館の外階段を飛び降りるという危険な遊びをやっていた罰として、6年生の「ぼく」が夏休みに学校でやらされたことは何か。
正解
不正解
- 飼育小屋と花壇の世話
- 4週間のプールそうじ
- 学校中のトイレそうじ
- 飼育小屋と花壇の世話
- 4週間のプールそうじ
- 学校中のトイレそうじ
- 解説
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「カテイホウカイ」「ハハイエデ」といった怪しい噂のある栗田とふたりで、連日のプールそうじを命じられた「ぼく」。なんともさえない夏休みが始まるが、ともに作業をする中で、噂とは違う栗田の家庭の事情を知り、またひきこもりの兄のためにぎくしゃくしている自分の家族を見つめ直す。「いい学校」「いい就職」といった目的も信じられなくなり、それぞれの家族が様々な問題を抱える90年代を背景に、子どもたちなりに新しい関係を築いていく過程がさわやかだ。深刻な問題を軽妙な語り口で描いた作品。