《第29問》
人形遣いメヴィウスとは何者なのか? 木彫り職人見習いのマルティン少年を誘い出し、人形を彫らせながら、マリオネットの一座はロシア皇帝の宮殿を目指す……。『人形遣いの謎』(クリスティン・ヴァルスツェック作 高柳英子訳 未知谷 1993年刊)には、無数のろうそくの灯る情景が繰り返し出てくる。その情景の元になっているイメージとは何か。
正解
不正解
- 魔法使いの家にある呪いの力を持つ燭台に灯されたろうそく
- 皇帝の宮殿の大シャンデリアに灯されたろうそく
- 死神の洞窟にある人間の命のろうそく
- 魔法使いの家にある呪いの力を持つ燭台に灯されたろうそく
- 皇帝の宮殿の大シャンデリアに灯されたろうそく
- 死神の洞窟にある人間の命のろうそく
- 解説
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"グリム童話の「死神の名付け親」がイメージの元になっている。死神の洞窟には大小さまざまなろうそくが灯っているが、それは人の命を表していた。『人形遣いの謎』は、ドイツ・ロマン派の幻想文学の系譜につながるファンタジーともホラーともいえる怪奇的な雰囲気の物語で、人形遣いメヴィウスが圧倒的な存在感で迫る。"""