リベラルアーツ子ども検定クイズ児童文学 > 2015年01月01日更新分(18/34)

《第26問》
手島悠介/作『ふしぎなかぎばあさん』(岡本颯子/絵、岩崎書店)で、家のカギをなくした広一のところに現われ助けてくれる「かぎばあさん」。持っているたくさんのカギで家のドアを開けてくれたうえに、ひとりで親の帰りを待つ広一のために作ってくれた料理は何か。

正解

不正解

解説

核家族化が進み、働く両親の帰りを団地などでひとり待つ「カギっ子」が増えていた1970年代を背景に書かれた物語。「カギっ子」の気持ちに寄り添い、おいしい料理やへんてこりんな歌、紙芝居などでともに時間を過ごしてくれるかぎばあさんの温かさが魅力的。かぎばあさんが作ってくれるレストランの料理のようなポークソテーには、サラダやクロワッサンやデザートにいちごまでついていて、なんとも満ち足りた気分にしてくれる。

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