《第24問》
『ジャック・デロシュの日記―隠されたホロコースト』(ジャン・モラ 横川晶子訳 岩崎書店 2007年刊) 。戸棚に隠されていた日記を読んだ17歳のエマは、拒食症に苦しめられる。その日記に綴られていた恐ろしい秘密とはなにか。
正解
不正解
- ジャック・デロシュは人を殺したことがある
- ジャック・デロシュは強制収容所で働いていたことがある
- ジャック・デロシュは他人の戸籍を盗み、その人になりすましている
- ジャック・デロシュは人を殺したことがある
- ジャック・デロシュは強制収容所で働いていたことがある
- ジャック・デロシュは他人の戸籍を盗み、その人になりすましている
- 解説
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フランス人のジャック・デロシュは、ナチス・ドイツのユダヤ人絶滅計画に荷担してポーランドのソビブル強制収容所のガス室建設にかかわる。そしてガス室に向かう列を乱したユダヤ人親子を射殺する。ドイツの敗北が濃厚になり、ジャック・デロシュは他人になりすまして逃げる。 これらをエマは日記から知って戦慄した。そして、もっとも恐ろしい秘密──ジャック・デロシュとは、誰なのか。 衝撃のラストに絶望をみるか、希望をみるか、読者に問いかける問題作である。