《第76問》
ある日、ぼくの家の台所に、金の冠をかぶった大きなきゅうりが現れ、余は王様であると名乗る。そこから始まるてんやわんやの騒動が、『きゅうりの王さま やっつけろ』(クリスティーネ・ネストリンガー/作 若林ひとみ/訳 岩波書店)だ。階段がすべりやすいので利用していなかった地下室が、きゅうりの王国になっていた。しかしどうして王様はその王国を出て、地上の台所に逃げこむことになったのか?
正解
不正解
- 別の王国から侵略を受け、負けたので
- 反乱が起き、家来たちに追放されたので
- 王子が父王を暗殺して王位を継ごうとしたので
- 別の王国から侵略を受け、負けたので
- 反乱が起き、家来たちに追放されたので
- 王子が父王を暗殺して王位を継ごうとしたので
- 解説
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王様は命令ばかりして、国民のことを考えていなかったので、革命が起き、追放されたのだった。尊大で自分では何もしない王様は、家族に嫌われる。しかし、弟のニキはおもしろいおもちゃだと思っているし、どうやらお父さんは王様とよくない相談をしているみたいだ。そのうえぼくは学校で先生とうまくいかず、落第するかもしない。さあ、どう切りぬけたらいいんだろう……。日常の中に意外な設定を持ちこむことにより、隠された問題があぶりだされてくる。ドイツ児童文学賞受賞作。
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他に、『みんなの幽霊ローザ』『象さんの素敵な生活』などがある。いずれも巧みなストーリー、ユニークなキャラクターの奇想天外なファンタジーである。また、『あの年の春は早くきた』は1936年にオーストリアのウィーンに生まれた彼女の幼い頃の戦争体験がもとになっている。