《第74問》
映画『チャーリーとチョコレート工場』の原作『チョコレート工場の秘密』(ロアルド・ダール/作 柳瀬尚紀/訳 評論社)では、板チョコに忍ばされた黄金チケットを手に入れた5人の子どもが、謎に満ちたウィリー・ワンカのチョコレート工場に招待される。貧しい少年チャーリーはどのようにしてチケットを手に入れたか?
正解
不正解
- おじいちゃんがいざという時のためにとっておいたお金をチャーリーに渡し、買ってこさせたチョコレートに黄金チケットが入っていた
- 1年に1度、誕生日にだけ買ってもらえる板チョコがあたりだった
- 拾ったお金で買ったチョコレートに黄金チケットが入っていた
- おじいちゃんがいざという時のためにとっておいたお金をチャーリーに渡し、買ってこさせたチョコレートに黄金チケットが入っていた
- 1年に1度、誕生日にだけ買ってもらえる板チョコがあたりだった
- 拾ったお金で買ったチョコレートに黄金チケットが入っていた
- 解説
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正確には、拾ったお金で買った2枚目のチョコレートにチケットは入っていた。誕生日の1枚も、おじいちゃんのお金で買った1枚も、拾ったお金で買った1枚目も外れだったのだ。チャーリー一家の貧しさと、ひもじさと、期待と落胆の繰り返しの果てに、ワンカのチョコレート工場で繰り広げられるのは毒々しくカラフルな子どもの夢のおもちゃ箱のような世界である。1972年の田村隆一訳と違い、2005年の柳瀬尚紀訳は、名前に込められた意味や、工場で働く小さな人たちウンパッパ・ルンパッパの歌の韻まで日本語に置き換えているので、映画と違った言葉遊びのおもしろさも堪能したい。