《第71問》
『リ ンゴ畑のマーティン・ピピン』(エリナー・ファージョン/作 石井桃子/訳 岩波書店)で、旅の男ピピンは出会った若者のためにその恋人を助け出そうとす る。結婚に反対して父親は、娘を6つの鍵穴つきの錠前で閉められた井戸屋形に閉じこめているのだ。そして6人の男嫌いの娘たちが鍵を持って見張っている。 そこでピピンは面白い恋物語を語り、お礼にそれぞれの鍵をもらう。さて、6人から鍵をもらった後、意外なことが起こる。それは何か?
正解
不正解
- 鍵を回そうとしたが錆びついていて、戸は開けられなかった
- 娘が戸を開けて自分から出てきた
- 父親が恋物語に感動して、娘の結婚を許すといった
- 鍵を回そうとしたが錆びついていて、戸は開けられなかった
- 娘が戸を開けて自分から出てきた
- 父親が恋物語に感動して、娘の結婚を許すといった
- 解説
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錆びついていて錠は開かなかった。そこでピピンは近くにあったブランコに乗り、娘たちに押してもらって、木戸を飛び越え、娘の傍らに降りた。
というわけで、ピピンはなかなかうまくやったのだが、このあとにはさらに意外な結末が待っている‥‥
学校に行くことなく、本に囲まれて育ったエリナー・ファージョンは、詩人であり、劇作家でもあった。続編の『ヒナギク野のマーティン・ピピン』や『ムギと王さま』、『ガラスのくつ』、『銀のシギ』など、ファンタジーの名作をたくさん残している。