リベラルアーツ子ども検定クイズ占領期米国教育使節団 > 2018年03月29日更新分(1/1)

《第97問》
第二次教育使節団報告書の「はしがき」には、「およそ国家の真の富は、その全国民の教育程度によって決定される。公立学校教育のために支出される金額は、自由国家がなしうる最善の投資である」とあるが、使節団がこう述べた背景にある事情と、最も関係の薄いのはどれか。

正解

不正解

解説

第一次教育使節団報告書が理想主義的であったのに対し、第二次使節団報告書は現実的に処方箋を書いたといえる。例えば、6・3制の無償教育の完全実施についても、現実には校舎不足、教員不足、教員の待遇改善の問題などで、大きな財源不足に悩まされていたのである。なお、第二次使節団については、大橋基博「第二次米国教育使節団の成立事情」(鈴木英一編『教育改革と教育行政』頸草書房、1995年)が参考になる。 

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