リベラルアーツ子ども検定クイズ占領期米国教育使節団 > 2017年06月01日更新分(1/1)

《第54問》
第一次教育使節団が来日中の1946年3月に「渡米教育使節団」を派遣したのはどの国(地域)か

正解

不正解

解説

「韓国人渡米教育使節団は、軍政庁外務課の文化関係担当者ハーツ大尉(Paul D. Hertz)引率の下、一九四六年三月一三日ソウルを出発、四月一一日ワシントンに到着、三ヵ月にわたり各地で関係者との懇談や学校、施設の視察など精力的な活動を行った後、七月二六日ワシントンを出発、八月一六日ソウルに帰着した」(阿部洋「米軍政下におけるアメリカの対韓教育政策」『韓』通巻111号、図書文献センター、1988年11月、23頁)。CI&Eのホール少佐(Robert K. Hall)は、この使節団(韓国人6名)の件でアメリカ太平洋陸軍総司令部から臨時の任務を受け、渡韓しアドバイスをしている。この点については、茅島篤「韓国・中国における占領初期の表記改革動向の伝わり方」『アジア文化研究』第9号、国際アジア文化学会、2002年を参照されたい。なお、米軍管理下の韓国には、1947年に5名からなる米国人教育調査団(正式には「対韓教育・情報調査団」)が派遣されている(阿部、前掲論文、32-33頁)。

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