リベラルアーツ子ども検定クイズ占領期米国教育使節団 > 2018年02月01日更新分(1/1)

《第89問》
第一次教育使節団報告書は、「大学はすべての現代教育制度の王座である」と述べている。しかし大学は象牙の塔にとどまっていたり、少数の特権的な人々や特定の利益のためにあるのではない。報告書は、大学の拡張教育について、「われわれは大学がこの方面に関し、従来より大いなる責任を進んでとるよう勧告する」と述べているが、そのなかで報告書が直接言及していないのはどれか。

正解

不正解

解説

b) については、報告書は「大学はその講座公開により、大学本科に正式の資格をもたない相当年配の聴講生に、刺激と啓発を与えうるのである」と述べている。c) については、日本の大学等は「成人教育に推進を与える内にひそむ大きな力なのである」と述べ、夜間部の設置のほかに、「討論や集会に対する校舎の開放等」を例に挙げて、学校が成人教育を援助すべきであるとしている。1948年度より、大学等を会場に教育長等講習会(IFFL)が実施された。なお、米国の大学で拡張講座(University Extension Class)が初めて設けられたのは1808年のエール大学であった。また、最初の通信制大学はニューヨーク州のイサカに1883年に設立された。

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