リベラルアーツ子ども検定クイズ児童文学 > 2016年11月10日更新分(1/1)

《第85問》
『二分間の冒険』(岡田淳/作 偕成社)では、6年生の悟が体育館のシート敷き作業から抜け出したとき、一匹の黒猫に声をかけられファンタジー世界が動き出す。悟が保健室へ届けようとしていたとげぬきで、黒猫の見えないとげを抜いたふりしてやると、黒猫はお礼と称して、悟を知らない森に放り込む。姿を消した黒猫が声だけで名乗った名前は何か。

正解

不正解

解説

 とげぬきを保健室に届けると申し出た悟に、先生は「二分間以内」で戻ってくるように言いつける。その途中で頭の中に直接声が響き、黒猫からとげぬきを頼まれたのだった。悟が放り込まれたのは、子どもが竜と謎の掛け合いをして、負けると老人にされるという世界だった。すでに姿を変え、悟の前から消えてしまった「ダレカ」をつかまえたら、もとの場所の元の時間に戻れるという。ダレカが姿を変えているという「この世界で、一番たしかなもの」とは何か。竜を倒すにはどうすればいいのか。竜の出す謎かけの答えは?元の世界の二分間で、何日にも及ぶ竜退治の冒険が繰り広げられる。1985年に「うつのみやこども賞」を受賞したロングセラーファンタジー。

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